5号瞬間湯沸かし器の「元止め式」と「先止め式」の違いについて
2021年04月30日 更新
5号瞬間湯沸かし器とはスポット給湯に最適な給湯器で、よくキッチンに取り付けられていました。簡単に設置ができ、使い勝手がよくパワフルな給湯が可能ですので、洗い物にはぴったりです。
しかし、キッチンのシンク横に設置するため場所を取り、使用中には必ず換気が必要であるなどの理由から、新築物件で採用されることは少なくなりました。昔から瞬間湯沸かし器を使用していた方や構造上屋外設置タイプのガス給湯器の設置が難しいお住まいなどではまだまだ需要があります。
そんな5号瞬間湯沸かし器ですが「元止め式」と「先止め式」といった2つのタイプが展開されており、一般的なガス給湯器とは異なっています。そこでこちらでは5号瞬間湯沸かし器の「元止め式」と「先止め式」の違いについてご紹介させていただきたいと思います。
5号瞬間湯沸かし器の種類
前述の通り5号瞬間湯沸かし器の方式には、「元止め式」と「先止め式」の2種類があります。ここからはそれぞれ詳しくご紹介させていただきます
元止め式ガス瞬間湯沸かし器
ガス瞬間湯沸かし器の本体(元)でお湯を止めているタイプを「元止め式」といいます。主に一般家庭のキッチンでシンク横で使用されていることが多く、本体から直接シャワーが伸びているのが特徴です。
お湯の使用場所のすぐ近くに設置するタイプであり、5号瞬間湯沸かし器本体のボタンを操作することで、本体に取り付けられたホース(蛇腹状のシャワーノズル)からお湯を出したり止めたりできます。水圧を検知して湯沸かし器の点火や消火を判断する水流センサーが本体に内蔵されているため、お湯の排出は本体と直接接続されているホースの一か所のみでしか行うことが出来ません。
シャワーホースの先のスイッチにより、水道蛇口のようなストレート出湯とシャワー出湯をワンタッチで切り替えることができます。
先止め式ガス瞬間湯沸かし器
ガス瞬間湯沸かし器の本体から、水道管を通して、別の水栓につながっており、水栓側(先)でお湯を止めているタイプを「先止め式」といいます。 本体のボタンを押して待機状態にさせ、お湯側の蛇口・水栓を開いて使用します。 湯沸かし器の点火や消火を判断は、蛇口・水栓の開け閉めで作動する水流センサーが水圧の変化を検知して行います。 湯沸かし器で沸かしたお湯は水道管を通って蛇口・混合水栓から排出されるので、お湯を使う場所と離れた位置に本体を設置することができ、複数個所でお湯を使うことができます。美容室や飲食店といった店舗や、会社の給湯室など業務用として使われることが多いタイプが、この「先止め式」です。
5号瞬間湯沸かし器の商品一覧
下記にてそれぞれノーリツ・リンナイの主だった5号瞬間湯沸かし器をご紹介させていただいております。
ノーリツ | タイプ | リンナイ |
---|---|---|
GQ-541MW 定価 51,590円 価格 23,216円 |
元止め |
RUS-V51YT(WH) 定価 44,770円 価格 24,640円 |
GQ-541W 定価 53,130円 価格 23,909円 |
先止め |
RUS-V53YT(WH) 定価 46,200円 価格 26,400円 |