換気扇が故障する3つの原因
換気扇が回らなくなる原因はいろいろとあります。動かなくなったときには、その問題点を順番に確認することが大切です。
換気扇の油汚れによる故障
キッチンの換気扇のトラブルでよくあるのが油汚れです。プロペラやファンに油汚れが付着すると動きに負担がかかります。回転よりも負担が大きくなると、換気扇が回らなくなるのです。
このまま使い続けると、モーターにも負荷がかかりますし、軸も変形するケースが出てきます。やがて限界を超え、まったく動かなくなるのです。
電気回線不良による故障
換気扇は電気製品であることも忘れてはいけません。回路に不具合があると、突然動かなくなるのです。回路の不具合にもいろいろとありますが、キッチン周りには水があり、何らかの原因で飛び散ってかかり、ショートするケースもあります。
コンセントの接触不良の可能性もあります。掃除などをした後に、うまく刺さっていないケースです。誤って配線に触れたことで断線したりショートしたりすることもあります。
コンセントの接触不良であれば、改めてしっかりと差せば直ります。しかし、配線の内部に問題があると、表面からでは問題がわかりません。知識がない状態で触ると感電する可能性があるため、自分で修理するのではなく、メーカーに依頼してください。
部品の劣化による故障
換気扇は単純に回転しているわけではありません。様々な部品で組み合わされており、一部でも故障すると動かなくなります。スイッチの不具合もその一つで、本体に問題がなくても動かなくなるのです。
部品の状態も知識がないと判別が容易ではありません。劣化か故障かの判断もつかないでしょう。こうした状態はメーカーに確認してもらう必要があります。スイッチなら部品自体を交換すれば直りますが、配線も絡んでくるため、専門業者に依頼するのが安全で確実です。
換気扇が故障した際の主な症状
換気扇の故障には予兆も見られます。寿命を理解しておけば、早めに交換することもできるでしょう。
症状①異音がする、振動している
換気扇は異音が聞こえてくる設備ではありません。常時回転させるケースが多く、生活に支障をきたすからです。その換気扇からジーっと音が聞こえるときは異常があります。内部で異常な振動を発生させている可能性があるため、汚れがたまっていないか確認しましょう。汚れがたまると、正常に回転できなくなる可能性があるからです。
症状②換気性能が低下している
換気扇の性能の低下は、見た目ではわかりません。そこで、ティッシュペーパーを近づけてみましょう。この時に吸い寄せるだけの力があれば、正常に動いています。性能が落ちてきたのであれば、内部の汚れやほこりを掃除して変化があるか確認してみるのが大切です。
換気扇が故障した際の対処法とは?
換気扇が故障した際には、対処方法が3つ考えられます。まずはこの対象方法を試してみて、改善できるかどうか確認が大切です。
汚れが原因なら掃除をする
もっとも大きな原因は汚れです。掃除すれば元の性能を取り戻せる可能性は十分にあるといえるでしょう。
換気扇を掃除するためには、段取りがとても大切です。掃除しにくい場所に取り付けられているケースもあるため、道具の準備はしっかりと行いましょう。
- ・中性洗剤(台所用洗剤)
- ・ゴム手袋
- ・ドライバー
- ・新聞紙
- ・雑巾
- ・スポンジ
次にコンセントを抜きます。電気製品なので、ショートしたり感電したりする可能性があるためです
油汚れを掃除する
カバーやプロペラなどは、油汚れが付着しやすい部分です。ここを用意した道具で掃除していきましょう。
フィルターやカバー、ファンなどは、ねじで止められていることがほとんどです。ドライバーなどで外す際には、紛失しないようにビニール袋に入れたりして管理しておきます。
取り外したフィルターは、洗剤を吹きかけて10分ほど放置します。これで汚れが浮き上がり落としやすくなるからです。そのあとにスポンジで丁寧に洗い落とします。
フィルターの乾燥には時間がかかるので、その間に本体を掃除しましょう。雑巾に洗剤を含ませて、丁寧に奥の部分まで拭き取ります。
内部に油汚れが目立つ場合には、モーターにも負担がかかっている証拠です。掃除をするときには、必ず一緒に確認しましょう。
ここまで掃除をしても、正常に回転しないときには業者の点検が必要です。
錆びているか確認
換気扇はモーターを使ってファンを回転させています。この部品は金属であり、お風呂場などではさび付いてしまうケースも少なくありません。
軽い錆びなら、こするだけでも落ちるケースがありますが、実際には浸食が進んでいます。錆びをとっても、一時的な対処にしかなりません。根本的に解決させるためには部品の交換しか手がないのです。
錆びているのを確認したら、故障個所が広がらないように交換してもらいましょう。
部品が原因なら取り換える
どこに原因があるのかわからないときには、専門業者の修理が確実です。モーターは複雑であり、仕組みを理解していなければ、直すつもりが壊して故障させる可能性が高まります。
配線など電気回路に関しては、感電する可能性もあります。ショートして火災を起こす危険性もあるため、修理できるのは有資格者と定められているのです。無資格の人が修理した場合には、罰金まで科せられます。
換気扇も10年以上経過すると、部品の劣化は全体で進みます。個別の部品の交換で対処するより、新品に交換したほうが安いケースもあるのは覚えておきましょう。
換気扇ごと交換する
交換する基準として、メーカーが定めている標準使用期間があります。これは差がありますが、10年から15年と覚えておけば間違いありません。つまり、換気扇もこれぐらいの期間使えば、壊れてしまうものなのです。
換気扇の故障は8年目ごろから顕著になりやすくなります。修理に関して工事費や部品代、作業のための出張費を含めると2万円から5万円かかるケースも出てくるため、交換を選ぶ人も多くなりました。
10年を超えたあたりからは、故障というより各部品の寿命がきている可能性も高いため、交換を検討してみてください。
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まとめ
換気扇は、生活に必須の設備です。最近の高気密住宅では、換気扇が壊れると、室内の空気が循環できなくなります。健康被害にもつながる可能性が出てくるため、定期的に掃除や点検をしてあげるといいでしょう。
その中で以上に気がついたときには、故障が深刻になる前に修理を考えてみてください。モーターは掃除して負担をなくしたから元の性能を発揮するとは限りません。どんどんと傷みが出てくるからです。そのため、ある程度の年数が経ったときには、交換も考えておくといいでしょう。
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