魔法びん電気即湯器とは
一般的な給湯器は、蛇口をひねってもすぐにはお湯が出ません。これは給湯器の問題ではなく、配管に原因があります。給湯器から蛇口までの配管の中にも水があります。この水は冷えてしまうため、蛇口をひねってすぐのときは冷たい水が出るのです。 この問題を解決するために、TOTOとタイガー魔法瓶が共同開発したのが、「魔法びん電気即湯器」です。魔法びん電気即湯器の特徴は、内部に温めたお湯をためておけます。怒のお湯を配管内の冷たい水と混ぜるので、すぐに適温のお湯に早変わりするのです。その間の待ち時間はわずか約1秒です。寒い冬でも大活躍してくれる機能といえるでしょう。
魔法びん電気即湯器の仕組み
魔法びん電気即湯器の仕組みのポイントは、電気ヒーターで温めたお湯をタイガー魔法瓶との共同開発で作り上げた魔法びんの中で保温しているところにあります。魔法びんの心臓部といえる保温部には、タイガー魔法瓶の真空断熱技術と空気層の二重断熱構造を採用しました。タンク全体が断熱構造となっており、高い保温性を実現したのです。その結果、大幅に節電もできるようになっています。配管内の水とタンク内の湯を混ぜて排出した後は、給湯器からの湯を使う構造です。
魔法びん電気即湯器の特性
魔法びん電気即湯器は、季節の給湯配管に設置する設備です。給湯器と組み合わせて使う設計になっており、魔法びん電気即湯器単体では機能しませんので、必ずセットになります。
魔法びん電気即湯器は、約75度の湯を貯めておきます。この湯を残った水と混ぜて、約38度にして排出するのが基本構造です。しっかりと適温にして排出するので、やけどする心配もありません。
魔法びん電気即湯器のメリットが得られやすい設置先
魔法びん電気即湯器のメリットは、タンクの構造にあります。事前に沸かした湯をタンクで保温して貯めるので、温める工程がありません。すぐに湯が出てくるため、水温の下がりやすい冬場でも、辛い思いをせずに快適に使えます。ですが、どこでも大きなメリットが出てくるわけではありません。
魔法びん電気即湯器は、給湯器から蛇口まで距離があるほどおすすめです。例えば1階に給湯器がある2階の洗面所などがあげられます。配管が長くなればなるほど、湯が出てくるまでの待ち時間は長くなるからです。配管の太さも関係しますが、流量5リットル/分とすると、2階の洗面所などでは待ち時間が24秒程度と予測できます。魔法びん電気即湯器を設置した場合、水道とガス光熱費を合わせ、年間6,900円節約できると試算できるのです。
魔法びん電気即湯器はどの洗面化粧台でも設置出来る?
魔法びん電気即湯器を設置する場合、TOTO製の洗面化粧台ならほぼ設置可能です。洗面器ごとに対応している本体、ホッパー接手、連結管がセット品番になって展開されています。
ほかのメーカーの化粧台の場合には、取付用として本体品番REQ02Aと排水ホッパーRHE692が用意されています。連結管はメーカーや設置状況ごとに異なるため、別途現場での手配で対応可能です。
まとめ
魔法びん電気即湯器は、せっかく給湯器を使っているのに、冷たい水で辛い思いをしないで済む、名前のように魔法のような設備です。タンクの中に湯を貯め置きできることからも、給湯器のエコな使い方としても有効な設備になってくれます。
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