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蛇口の種類と名称【混合水栓と単水栓】
蛇口の正式名称は「水栓」となります。そしてこの水栓には「混合栓」と「単水栓」という種類があり、それぞれの水栓の種類や特徴を下記にてご紹介いたします。
混合水栓
混合栓とはお湯と水が一つの蛇口から出るタイプの水栓のことです。水栓の中でお湯と水の量を調節できる水栓の総称が混合水栓となり、大きく分けると3種類があります。
ツーバルブ混合栓
「ツーバルブ混合栓」は湯と水の２つのハンドルで温度と流量を調節する湯水混合栓です。それぞれのハンドルの加減によって温度と流量を調節できるのが特徴です。
シングルレバー混合栓
「シングルレバー混合水栓」は、ひとつのハンドルで流量と温度を操作できるタイプの水栓です。大抵の場合、上下で吐水と止水、左右で温度調整ができる仕組みになっています。 シングルレバー混合水栓のメリットは操作が簡単で、片手でも楽にさまざまな調整が可能なところです。
サーモスタット混合栓
「サーモスタット混合水栓」は、温度の上限を制限するサーモスタットが中に組み込まれている機能的な水栓です。吐水口から出る温度はほぼ一定に保たれるという自動温度調節機能が付いています。
単水栓
水の吐水・止水(水の出し・止め)だけを行う、最もシンプルな水栓(蛇口)です。
吐水・止水をさせる部分は、どのタイプでも「ハンドル」と呼び、これをひねることで水かお湯のどちらか一方を出す水栓の総称となります。
蛇口の種類を設置場所別にご紹介
上記でご紹介の通り蛇口には仕組み毎に分類されていることがお分かりいただけたかと思います。これら蛇口にはそれぞれ設置先に合わせたものが展開されており、その内訳は場所や用途ごとやシャワーの有無等様々です。ここではそれら水栓の種類や特徴について下記でご紹介いたします。
ここからは、設置先ごとの蛇口(混合水栓)の分類についてご紹介させていただきます。
キッチン・台所の蛇口の種類
台付タイプ
蛇口がキッチン天板に取付けられているもので、33㎜～39㎜の取り付け穴が1つのワンホールタイプと取付ピッチ203㎜の取り付け穴が2つのツーホールタイプがあります。尚、台付ツーホールタイプはデッキタイプともよばれます。
壁付きタイプ
蛇口が壁に取付けられているタイプです。水とお湯の給水管の距離が105mm～225mmの間であれば設置可能です。
浴室の蛇口の種類
台付きタイプ
蛇口が横長の台(浴槽のふち等)に取付けられているものです(台の中に取付穴が2つあります)。給水管の取り付け穴と給湯管の取り付け穴の芯々の距離（ピッチ）が85mm、105mm、120mmと３種類あります。
壁付きタイプ
蛇口が壁に取付けられているタイプで、水とお湯の2つの給水管の距離が105mm～225mmであれば設置可能となります。シャワー付きのものとシャワー無し(浴槽湯はり用・浴室に2つ蛇口がある場合)ものがあります。
洗面台の蛇口の種類
台付きタイプ
蛇口が台（洗面台の天板）に取付けられているものでФ35mm（+1 -2mm）の取り付け穴が１つのタイプのワンホールタイプと取付ピッチ102㎜の取り付け穴が2つのツーホールタイプがあります。このタイプの注意点といたしましては、洗面ボウルに水を貯める為の排水栓の操作棒の種類が多数あり、蛇口のみ取り替えた場合操作棒と適合しないケースがありますので、既設蛇口のメーカーと排水栓の種類をご確認頂く必要があります。
コンビネーションタイプ
蛇口がカウンタータイプの洗面台の天板に二つの穴によって取り付けられていて、本体とシャワー部が独立しているタイプです。このタイプの注意点といたしましては、台付ツーホールタイプからの交換は不可能となっております。
その他の蛇口(単水栓)の種類
洗濯機用水栓
横水栓を壁に取り付けたような形の洗濯機用水栓ですが、洗濯機と接続するホースが取り付けやすいように部品がついています。
横水栓
単水栓の中では一番シンプルな形の水栓で、吐水口の部分が動きません。屋外水栓として使われることが多いです。
散水栓
ホースを繋いで水をまくための水栓で、地面に埋まっている水栓ボックスの中に設置されます。水栓ボックスを地面に埋めることで、使用しないときには水栓が見えない状態にすることが可能です。
蛇口の種類の選び方
水栓を取り替えるにあたっては既設品と同じ仕様、例えば既設品がワンホールタイプの物であれば、取替品も同様にワンホールタイプの同一仕様品に取り替える素取り替えが原則となります。 ここからは設置場所別の蛇口を選ぶにあたってのポイントとなる水栓ごとの特長についてご紹介致します。
キッチン水栓の場合
浄浄水器内蔵タイプ、水栓に触れることなく操作できるタッチレスタイプ、浄水器や食洗とつなげる為の分岐口が付いたタイプ等、豊富なバリエーションが展開されております。
浴室水栓の場合
スパウト長やシャワーのタイプ、希望の湯量目盛りにセットするだけで自動的にお湯を止水する定量止水タイプ、全身に降り注ぐオーバーヘッドシャワーを楽しめるシャワーバータイプ等、様々な種類が御座います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。 今回は蛇口の種類とタイプ、その用途をご紹介しました。 蛇口を選ぶ際はそれぞれの特徴を知り、用途に合ったものを選ぶようにしましょう
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