ガス給湯器の耐用年数は10年!
ガス給湯器の耐用年数は各メーカーで定められており、10年前後がほとんどです。しかし、法的な耐用年数は少し短く、6年程度が妥当だといわれています。 特に、メーカーで定められた年数を過ぎるとガス給湯器の内部に多くのトラブルが起こりやすくなるため、修理でガス給湯器を完全に直すのは非常に困難です。 そのため、ガス給湯器はできるだけ10年で交換するのをおすすめいたします。ガス給湯器メーカーや設置業者に相談して、できるだけ安全に使っていくようにしたいですね。
ガス給湯器の調子が悪い...こんなサインは「寿命・故障」のサインかも
「ガス給湯器の調子が悪いなぁ...」と思ったなら、以下の3つをチェックすることをおすすめします。
- ・給湯温度が安定しない・お湯が設定した温度より極端にぬるい
- ・ガス給湯器から異臭がする
- ・ガス給湯器から異音がする
- ・ガス給湯器から水漏れが起きている
- ・ガス給湯器から黒い煙が出ている
上記の3つのうちどれかに当てはまる場合は、寿命・故障のサインの可能性が非常に高いです。一度、ご家庭のガス給湯器を確認していただき、サインに当てはまるかどうかをチェックしましょう。
1.ガス給湯温度が安定しない
リモコンでいつもと同じ給湯温度に設定しているのに、出てくるお湯が熱すぎたりぬるすぎたり、設定した温度通りにお湯が出てこない場合は、寿命や故障のサインである可能性があります。 「お湯を止めてもう一度出す」という操作をし、温度が一定になる・設定した温度通りなる場合はガス給湯器の仕様の可能性があります。 また、給湯温度は水圧が弱まっている時にも安定しません。止水栓も確認しましょう。
それでも、「給湯温度が安定しない・、出てくるお湯が熱すぎたりぬるすぎたり」と感じたら、他の蛇口からもお湯を出してみて設定温度のお湯が出てくるかを確認しましょう。
二ヵ所以上の場合は、ガス給湯器の不調である可能性が高くなります。ガス給湯器本体に異常があると判断し、ガス給湯器の修理業者に修理の依頼をしましょう。一方、一部の蛇口のみの場合は、蛇口の水量を調整する「水栓金具」の不具合が考えられる為、水道業者に修理の依頼、もしくは新しい蛇口への交換を検討しましょう。
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2.ガス給湯器から異臭がする
新しいガス給湯器の設置直後に異臭がする場合は、ガス給湯器を組み立てた時に使用されている油が燃焼していることがほとんどです。1~2日程度使用すれば気にならなくなるでしょう。
ただし、注意しなければならないのは「ガス独特の異臭がする」時です。ガス自体には元々ニオイはありません。しかし、ガス漏れが起きた際に、都市ガスやプロパンガスの場合はメーカー側がすぐわかるように意図的にニオイを付けていることがあります。
ガス独特のニオイがした時は速やかにガス会社に連絡し、ガス漏れが起きていないか確認してもらうようにしましょう。
さらに、「酸っぱいニオイ」がガス給湯器からする場合は、故障の可能性が非常に高くなります。放置していると、火事などの大きなトラブルを引き起こす原因となりますので、すぐにガス給湯器を停止してガス会社に連絡して下さい。
3.ガス給湯器から異音がする
ガス給湯器は停止する際は必ず音がします。これは「ファンモーター」と呼ばれる、空気をバーナーに送り込む装置が入っているため、モーターの動作停止音が聞こえてくるのです。 ただし、以下のような「今まで聞いたことのない音」が聞こえてきた場合には注意が必要です。
- ・「ピー」という電子音は、「酸素とガスの量が適合ではない」「ファンモーターの不具合」時に音が鳴ります
- ・「ボコボコ」という音がバスタブから聞こえてきた時は「循環パイプの設置が正しくない」「熱交換器が汚れている」といったトラブルの可能性があります
- ・「キーン」という金属のような音が配管から聞こえてきた場合「管内に急激な圧力変化が起こっている」可能性があります
- ・「ボン、ボン」という爆発音が聞こえてきた時は、「ガス漏れによりガス給湯器が不完全燃焼を起こしている」可能性があります
上記の異音が一時的なら問題ありませんが、長時間にわたるものだと配管が破損する可能性があるため非常に危険です。特に「ボン、ボン」という爆発音では煙が上がることもあり、火事の原因となることがあります。すぐにガス給湯器の使用を停止し、ガス会社、もしくはガス給湯器の修理業者に修理、もしくは新しいガス給湯器への交換を検討しましょう。
その他にも、「お湯は出るけど追い焚きができなくなった」というお風呂のトラブルは、バスタブにある「循環アダプター」の状態が悪い可能性があります。このアダプターにゴミが溜まっていたり、掃除した後の取り付けが不完全だったりすると、追い炊きが出来なくなることがあります。
アダプターを清掃し、しっかり取り付けても改善しない場合は「追い焚きポンプの呼び水不足」と呼ばれる故障の可能性があります。「追い焚きポンプの呼び水不足」は、追い焚きの際にバスタブのお湯が少なすぎる時に起こるものです。バスタブの水量を十分に確保すれば改善できます。
4.ガス給湯器から水漏れが起きている
ガス給湯器から水漏れが起きている場合は、寿命、もしくは故障のサインです。配管などの内部部品が劣化している可能性が考えられます。
5.ガス給湯器から黒い煙が出ている
黒い煙は不完全燃焼が起きている可能性があり、火事の原因になるため、すぐに専門業者に修理依頼、もしくは交換をしましょう。一方、白い煙に関しては故障ではなく、排気に混ぜって出てくる水蒸気なので、心配ございません。
ガス給湯器を故障させないために気を付けること
給湯器の故障には様々な原因があります。できるだけ長く使用するために気を付けたいことについてご説明します。
①使用時間
ガス給湯器の耐用年数は10年とご説明しましたが、時間に換算すると3600時間ほどの使用時間になります。お湯を出しっ放しにしない、必要なときだけに使用するなどの工夫により、給湯器を長持ちさせることができます。
②凍結防止
よくある故障の原因として給湯器内部の熱交換器の破裂による水漏れがあります。冬場に電源を抜いた状態にしておくと、給湯機内部の凍結防止ヒーターが作動しないため、給湯器の中にたまった水が凍り、膨張して破裂の原因になります。そのため、特に冬期は給湯器の電源を抜かないようにしましょう。
③給湯器の周囲の環境
屋外設置型の給湯器の排気口の前に障害物があると、排出された排気が給湯器の給気口から入り、不完全燃焼を起こして故障の原因になります。
給湯器の給気と排気は給湯器を燃焼させるためにとても重要な役割がありますので、給気口をふさいだり、排気口近くに障害物を置くのはやめましょう。
ガス給湯器の修理費用
ガス給湯器が故障した場合、故障の内容にもよりますが、部品代が約5万円以上になることもあります。さらに、取り替えを依頼した際の工事費用も必要になります。
また、10年以上経過しているガス給湯器は有料点検を受けるように推奨されており、1回あたり7000円~9000円ほどの点検費用が必要になります。
経年劣化による故障の場合は、修理を行っても別の部分が故障することもあり、結果として新しいガス給湯器を購入した方が安くなるケースも多くあります。
耐用年数の10年を超えて使用しているガス給湯器が故障した際には、新しいガス給湯器への交換をおすすめします。
まとめ
ガス給湯器の耐用年数と故障のサインについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ガス給湯器の耐用年数は10年前後であるため、10年以上使用しているものは必ず交換をしましょう。
また、ガス給湯器から異音や異臭などの異変を感じ取った場合は、耐用年数が10年以下でも配管の破裂やガス漏れによる火事に繋がる恐れがあるため、できる限り早めの対応をしましょう。ガス給湯器の修理業者を呼ぶと故障の原因を突き止めてくれるでしょう。
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