そもそも“尿はね”とは?
トイレでの男性立ち小用時に尿が溜水面や便器表面にぶつかると、細かな飛沫として周囲に跳ね返ってしまいます。これが尿はねの正体です。
男性の立ち小用時1回につき、約250滴の尿はねが生じるとされており、1日あたり5回と仮定した場合、たった1日でなんと約1,250滴もの尿はねが発生していることになります。
ならば座って小用を足せば尿はねを防げるのでは?という疑問が出てくると思われますが、ある調査では、自宅トイレでは座って小用を足す男性が約6割と、過半数を占める多数派となっていますが、それでも便器フチ裏や便座裏等にかなりの尿はねが発生するとのデータがあるようです。
さらに尿はねは、ただ不快なだけでなく衛生上にも問題があります。
例えば公共のトイレ等では、尿はねにより微生物が飛散し、それが手や衣服に付着すると感染症を拡大させる可能性があります。
また、付着した尿はねを放置すると、細菌の働きによって「尿石」に変質し、トイレの悪臭の元になってしまいます。
尿石はブラシでこすっただけでは取れない事が多いので、未然に防ぎたいところです。
LIXIL泡クッションの登場
そこで登場したのが「LIXIL 泡クッション」です。
泡クッションは厚み5~15mm 、径400nm以下の最も飛沫を抑えられる形状の泡をトイレ溜水面に張り、この泡が男性立ち小用時の尿はねを90%以上抑制してくれるので、飛沫汚れによる床や壁からのにおいを防ぎ、清潔な環境を保つことができます。
また、尿はねを未然に防ぐことで、日々のトイレのお手入れがラクになります。
着水音が約7.5デシベル低減
泡の力で尿を受け止めることで、男性小用時の着水音が約7.5デシベル低減することができます。
ただ、着水音は「泡クッション専用補充液」を使用し、便器正面の高さ150cmの位置から測定したものなので、使用環境や個人差により異なるようです。
泡クッション専用補充液 CWA-289 容量:280ml はコチラ
なお、補充液には台所用の中性洗剤を使用しても問題ないそうですが、酸性やアルカリ性の洗剤・塩素系の洗剤や柑橘系の洗剤は使用しないでください。
また、ヤシの実などの天然由来成分の洗剤やジェルタイプの洗剤、食洗機用洗剤、種類の異なる洗剤を混ぜての使用はお控えください。
※洗剤の成分によっては製品の故障の原因となりますのでご注意ください。
サティスGタイプにのみ搭載
LIXIL泡クッションはLIXIL製品の中で唯一、サティスGタイプにのみ搭載されています。
便座が開くたびに自動で泡が出る「自動泡」設定のほか、壁リモコンの「泡」ボタンを押すと泡が出る(便座に座っているときは泡が出ません)設定があります。
詳しくは取扱説明書等をご確認ください。
泡クッションがトイレ環境を向上させます
この記事では、LIXILの画期的な泡クッションの特徴をご紹介しました。
男性の立ち小用時の尿はねや着水音を減らし、さらにトイレを清潔に保つという優れた特徴を持っています。
快適な住環境をお求めの方は、この革新的な製品をぜひお試しください。